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HIVに感染してしまったら早期発見が大事

HIVやエイズに関する間違った知識を持っている人は非常に多く、症状や感染経路、予防法などについて勘違いをしている人はとても多いと言えます。たとえば感染者の涙に触れても移りませんが、エイズが移ると勘違いしている人は少なくないと言えるのです。また、HIV感染症が進行することでエイズとなりますが、このふたつが完全に同じものだと思っている人もいます。誤った情報を正しいと認識していると、本当に感染してしまったときに、適切な対処法をとることができないかもしれません。間違った知識をもとに行動してしまうと、症状を悪化させてしまう可能性もあるので、基礎的な知識を身につけることで、理解を深めましょう。

性行為時にはコンドームを用いるなどの予防が必須だと言えますが、HIVウイルスに感染してしまった場合は、とにかく早期発見することが重要だと言えます。感染初期の発熱や喉の痛み、だるさや筋肉痛などの症状から異変に気づくことができなければ、症状が進行してエイズになってしまう可能性が高いのです。初期の症状は2週間から4週間ほどでなくなってしまい、このインフルエンザのような症状を見逃すと、そこから数年間は無症候期という症状がまったくあらわれない時期に突入します。無症候期は個人差がありますが短い人であれば1年や2年でエイズを発症してしまうこともあります。発症してしまうと、しつこい下痢やひどい寝汗をはじめとして、理由のない急激な体重減少が起こり、日和見感染症や悪性腫瘍、神経障害などの病気が引き起こされるのです。

HIVウイルスを保有しているかどうかを調べることができる抗体スクリーニング検査は、他の性病の検査とは大きな違いがあります。その違いは、移った可能性があった日からすぐにできる検査ではないということです。どれだけ短くても4週間ほど経過していなければ血液中にHIV抗体を検出することができずに、正しい検査結果を知ることができないと言えます。仮に4週間後の検査で陰性だと判断されても、3か月ほど経過してから再検査すると陽性反応を示すこともあるのです。不安からすぐに検査したいと考える人は少なくありませんが、本当に感染していないかどうかは数か月経過しないと判断することができないということを知っておかなければならないでしょう。

HIVウイルスを保有すると、絶対にエイズを発症してしまうと勘違いしている人も多いですが、実際は必ず発症するわけではありません。もしも早期発見することができていれば、投薬など適切な治療を行うことで症状の進行を食い止めることができるのです。HIVウイルスが移ってしまった場合は、免疫力が低下してしまいますが、投薬によって免疫力の回復させることができます。絶対にエイズまで進行してしまうわけではありませんので、HIV感染症になってしまったかもしれないと感じたらすぐに医療機関で診察や検査を行ってもらうようにしてください。現在の医療技術では、HIVウイルスを完全に排除することは不可能ですが、エイズまで進行することなく、症状を食い止めることができるかもしれません。