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性病の性行為以外の感染経路

性病という名前がついているくらいですから、性行為だけが理由で感染してしまうものだと思っている人もいるかもしれません。けれども実際のところは、いくつかの病気の感染経路は性交渉以外にもあるということができます。

なんと温泉や銭湯、プールなどを利用するときに、ごく稀に性病が移ってしまうことがあるのです。これらの利用だけで移ってしまうのであれば、STD感染症者ばかりになってしまうと思うかもしれませんが、性病を患っている人と一緒に温泉や銭湯、プールに入ったからと言って、必ずしも病気が移ってしまうというわけではありません。ですが、状況や理由によっては公共の場で病気を移されてしまうケースも実際にあり、感染することが絶対にないとは言い切ることができないのです。

たとえば性病の病原体のひとつであるトリコモナス原虫は、体内を離れても水中や湿った環境であれば1時間近く生存できるので、水中で感染してしまう可能性が絶対にないとは言えません。ただし、約42度以上の熱がかかると死滅してしまうため、温泉や銭湯などでは移ってしまう可能性はほとんどないと言えます。特にプールや銭湯などは温度管理や水の循環を行うことによって、清潔な水質が保たれるように管理されているので、運営が杜撰でない限りは水中で病気が移ってしまうことはないでしょう。水中よりも可能性が高いのは、そういった施設の椅子やタオルを用いたとき場合、浴槽のフチやサウナを利用した場合だと言えます。

温泉や銭湯、プールの利用が原因で病気になったのであれば、椅子や浴場のフチ、サウナの座席に腰かけたことや施設の共用タオルを利用したことが原因である可能性が高いです。トリコモナス患者が座った場所と同じ場所に座ってしまったとき、浴場のフチをまたいで入浴するときに性器が当たってしまったときに病気が移ってしまうかもしれないのです。病原体がいる椅子や座席を使用してしまうと、尿道や膣、肛門から侵入してトリコモナスになってしまうことがあると言えます。また、タオルや足ふきマットなどの湿った布類は、病原体が好む場所なので、注意が必要です。一般的に施設で貸し出されているようなタオルや、設置されているマットは毎回洗濯を行ったり定期的に交換をしたりしていますが、管理が杜撰な場合は危険ですので使用しないようにしましょう。

日本の温泉や銭湯、プールはしっかりと管理されているので、こういった場所が感染経路となって性病になる可能性は極めて低いと言えます。けれども、その可能性が絶対にないとは言い切れませんので、管理の行き届いた施設を利用することを心がけ、椅子などに座るときは先にお湯をかけてから座るようにするという工夫を行うと良いでしょう。基本的には椅子やタオルを介して移ることが多いので海を利用する場合は、ほとんど感染する可能性がありません。そもそも海の水量はとても多いので、菌の保有者がいたとしても他の人に感染してしまうという可能性は極めて低いのです。